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『酸』のはなし1【ムシ歯はどうやって出来るのでしょう?】

2020年06月30日

ムシ歯はどうやって出来るのでしょう?

ムシ歯はどうやって出来るのでしょう?まさか「ムシ歯菌がつるはしで歯に穴をあけている」なんて思っていませんよね?
ムシ歯は口の中の細菌が食物を分解した時に『酸』をつくります。この『酸』が歯の表面にとどまるとそこから歯の中のカルシウムなどのミネラルが溶け出して穴があきます。これがムシ歯です。甘い物が虫歯を作りやすいのは、細菌が分解して『酸』を作るまでのスピードが速いからです。

それではむし歯を作らないためにはどうすればよいのでしょう

『酸』をつくらない

お菓子に入っているショ糖や果糖は分解して『酸』を作りやすい食物です。これらを代替甘味料をつかったものに切り替えましょう。特に最近よく耳にするキシリトールは『酸』を作らない上に、ムシ歯菌の繁殖を抑える働きがあります。

口の中のムシ歯菌を除菌してその数を減らすのも有効です

『酸』をとどめない

当たり前ですが歯磨きをしましょう
ただし昔は「食べたらすぐ磨こう」と教わったかと思いますが、食べた直後は『酸』によって歯の表面が柔らかくなっています。そこですぐ磨くと歯にダメージが残ってしまいます。30分くらい経つと唾液の中のミネラルで歯は元の状態に戻ります。これを再石灰化といいます。
(ガムのリカルデントはこの再石灰化を促進します)
それから歯磨きをして下さい。
※リカルデントは牛乳由来の成分ですので乳製品のアレルギーのある人は控えてください

『酸』に対して強い歯をつくる

フッ素の塗布を行いましょう。2~3ヶ月に一度は歯医者さんで高濃度のフッ化物塗布、
毎日の歯磨きで低濃度のフッ素配合の歯磨材を使うのが有効です

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